備える。かわさき 地震 編07マンションで地震がおきたら
マンションは一般的に木造住宅より倒壊する可能性が低い一方、マンション特有のリスクもあります。各家庭の特徴に合わせた備えが大切です。
マンション特有のリスクを知る
- 地震で長周期地震動が起きた場合、高層階ほど揺れが大きくなり、家具転倒のリスクが高まる可能性があります。
- 玄関・ドアやサッシの開閉ができなくなった場合には、部屋の外に出ることが困難になります。
※ 一般的に高層マンションは耐震性が高く、被害は少ないと考えられています。 - 電気・水などライフラインの停止によりエレベータが動かず、地上まで水を汲みに行く必要が出たり、トイレを使用できなくなるなど、高層階に居住する人ほど不便になります。
マンション独自の備えが必要
- 家具の転倒防止を行うなど、安全な部屋をつくりましょう。
- 避難器具の近くに物を置かないようにしましょう。
- 自宅避難に備え、各家庭で可能な限り多めに備蓄しましょう。
マンション全体
- 非常階段への最短ルートなど、避難の方法を確認しておきましょう。
- 居住するフロアの消火器の設置場所を確認しておきましょう。
- エレベータ閉じ込め対策のため、エレベータ内にも備蓄しておきましょう。
- 管理会社と災害時の対応について確認しておきましょう。
- 居住者同士で話しあい、マンションごとのルールを作っておきましょう。
- 災害時にマンション周辺の方々と協力できるような関係づくりをしておきましょう。
マンションへの防災対策・助成制度を知る
高層マンションへの整備基準適合証の交付
- 高層マンション(地階を除く階数が 10 以上のもの、既存の建物を含む)の居住者が震災時に利用できるよう、高層階の防災備蓄スペースと共用部分の防災対応トイレを整備し、整備基準に適合していると認められた場合には、「整備基準適合証」を交付します。
- 詳しくは市 HP または、電話(まちづくり調整課 200-2953)にてご相談ください。
分譲マンション予備診断・耐震化助成制度
- 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建てられた分譲マンションを対象に、診断・設計・改修費用の一部を助成します(予備診断は無料で受診可能)。
- 詳しくは市 HP または、電話(防災まちづくり推進課 200-3017)にてご相談ください。