備える。かわさき 避難生活 編02災害時に安定した生活を送る
最低3日間、できれば7日間分の備蓄を
- 大きな災害が起きると、ライフラインは停止し物流も途絶えるなど、私達の生活は大変不便になることが予想されます。
- このような事態になったとき、市外から救援物資が届くまでの約3日間(物資が十分に行き届くまでの 7 日間)は、各家庭がそれぞれの備蓄により、生活することが必要です。
- 家庭備蓄が充実している家庭が増えると、結果的に他の避難者や避難所への負担が減るため、家庭備蓄は地域貢献に繋がります。
災害時に必要となる備蓄品(二次持出品)
飲料水・生活用水
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- 人間が生きていくためには、1 人1日3リットルの飲料水が必要です。家族全員分の飲料水を備蓄しておきましょう。
- 生活用水は、災害時の様々な場面で必要になります。水を入れたポリタンクを用意しておくか、お風呂の水を溜めておくなど、飲料水とは別に用意しておきましょう。
食料
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- お米や乾麺、缶詰など、日持ちのするものが適しています。
- 備蓄食料は、普段の生活の中で十分に買い置きし、賞味期限切れ前に消費しながら定期的に買い足すことで、無理なく備蓄できます。(=ローリングストック)。
その他生活用品
- 水や食料以外にも、下記を参考に各家庭で必要なものを用意しておきましょう。
調理器具 | カセットコンロ(ボンベも)、簡易食器(紙皿・スプーンなど)、アルミホイル、食品用ラップなど |
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生活用品 | 簡易トイレ・汚物処理袋、トイレットペーパー、新聞紙・ビニール袋、寝袋、衣類、ドライシャンプー |
その他 |
車のガソリンを満タンにしておく ※ 不要不急な給油を避けることや、緊急車両への優先給油への協力にもなる。 |
上記は二次持出品とも呼ばれ、避難した場所から取りに帰ることを想定し、持ち出しやすい場所に保管しておくことで、様々な状況で活用することができます。
栄養バランスを考えた家庭備蓄を
買い置きしたい食品の例
- 災害時に、普段と変わらず食べ慣れたものを食べることや、栄養バランスを考えた食事をとることは、ストレスを和らげ、心身を健康に保つことにも役立ちます。
- 下記を参考に買い置き食材を見直してみましょう。
主食 |
ごはん・パン・麺類(エネルギー源)例)無洗米、レトルトのおかゆ、パン、乾麺(カップ麺)、シリアルなど |
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副食 |
肉・魚・卵・大豆製品(たんぱく質源)例)ツナ缶、大豆水煮、レトルトのカレー・シチュー、ミートソース缶など |
主菜 |
野菜・きのこ・いも・海藻類(ビタミン・ミネラル源)例)乾燥野菜(ほうれん草など)、切り干し大根、乾燥わかめ、日持ちする野菜、ひじき缶、コーン缶、トマト缶、レトルトスープ、即席汁物など |
飲料 | 水、お茶、スキムミルク、野菜ジュース、100%果汁、ロングライフ牛乳など |
調味料 | 塩、味噌、味噌、醬油、マヨネーズ、ドレッシング、ケチャップ、めんつゆなど |
その他 | ビタミン剤、お菓子、はちみつ、梅干、ドライフルーツ、ビスケット、フルーツ缶など |
災害時の献立の例
- 朝食
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- パンとジャム
- ツナ缶と大豆水煮缶のサラダ
- レトルトスープ
- 昼食
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- ごはん
- いわしの蒲焼缶
- アスパラ缶とコーン缶のサラダ
- 夕食
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- ごはん
- レトルトカレー
- 野菜ジュース
- 水が足りないときの歯磨き
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災害時でも、口の中を清潔に保つことは、誤嚥性(ごえんせい)肺炎を防ぐなど、健康上大切なことです。下記の方法を参考に、水が少ないときでも歯磨きができるようにしましょう。
- 水30mL(液体歯磨きの場合は10mL)を準備し、その水でハブラシを濡らし、歯磨きを開始する。
- ハブラシが徐々に汚れてくるので、ティッシュペーパー等でハブラシの汚れをできるだけ拭き取りながら、小まめに歯磨きを繰り返す。
- 最後にコップの水で口をすすぐ(2~3 回に分けたほうが効果的)。
※ 液体歯磨きの場合、②と③は必要ありません。