備える。かわさき 風水害 編03がけ崩れから避難する
土砂災害警戒区域の中にいるときに、避難に関する情報が発せられたときには、ただちに安全を確保することが必要です。このとき、天候やご自身の状況により、柔軟に行動を変えることができるよう、下記の方法を参考に、適切な避難場所の確保などの準備をしておくことが大切です。
状況に応じた避難行動
避難に関する情報(避難指示など)が発令された場合は、以下のような行動をしましょう。
安全な場所への移動
避難所や高台、土砂災害警戒区域の外の知人の家などに移動します。
近隣の高い建物等への移動
近くの頑丈な建物の2階以上や、高い建物のなるべく上階に移動します。
屋内の安全な場所への避難
屋外への避難がかえって危険なときは、崖とは反対側で、なるべく高い階の部屋に避難します。
がけ崩れの前兆現象とは
がけ崩れが発生する間際のがけ地では、以下の前兆現象が起きると言われています。
- 斜面が膨らんできている。
- 斜面の上や途中に浮いている石がある。
- 斜面に亀裂ができている。
- 湧き水の量が増えたり、濁ったりしている。
- 雨水が斜面を流れてできた溝がある。
- 雨の日に小石がパラパラ落ちてくる。
これらを目撃したときはすぐに現場から離れましょう。心配でもがけ地を見に行くことは危険なので絶対にやめましょう。
- がけ崩れが起こりにくい土地をつくるには
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急傾斜地崩壊対策事業(神奈川県事業)
対策工事を行うことで、急傾斜地の崩壊を防ぎます。
※がけの高さが5m以上、勾配が30度以上、保全人家戸数が5戸以上、自然がけであること、関係権利者全員の合意形成が図られることなどの要件があります。
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宅地防災工事助成金制度(川崎市事業)
がけ崩れの防止や復旧などの「宅地防災工事」、がけの補修・補強または排水施設の整備などの「宅地減災工事」に対し、工事費の一部を助成します。
急傾斜地や擁壁等の対策工事を行うことで、がけ崩れが起こりにくくなります。がけの状況に応じて、下記の制度を活用しましょう。詳しくは宅地企画指導課(200-3035)までご相談ください。