
備える。かわさき 避難生活 編03家族構成に応じた備えをしましょう
乳幼児がいるご家庭では
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- 乳幼児は脱水症状になりやすいため、飲料水は一般の家庭よりも多く備蓄しましょう。
- ミルク(粉ミルクや液体ミルク)は普段から多めに買い置きしましょう。
※ 母乳で育てている方も、災害時には体調変化が起き、母乳が出にくくなることがあるため、念のためミルク(粉ミルクや液体ミルク)やほ乳瓶を用意しておきましょう。 - 離乳食やおやつ、オムツやおしり拭きを多めに買い置きしましょう。
※ 離乳食は月齢に応じて食べるものが変化します。次のステップへ進むときは、前の月齢のものを消費しつつ、次の月齢のものを買い足して備えるようにしましょう。
高齢者がいるご家庭では
- 咀嚼が困難な方は、やわらかく食べやすい食品(レトルトのおかゆなど)を用意しましょう。
- のどの渇きを感じにくいため、日頃から水はこまめに飲むよう心がけましょう。
- 災害時のストレスにより食欲が低下することがあります。普段から食べ慣れているものを多めに用意しましょう。
その他
- 腎臓病及び食物アレルギー対応食品などの特殊食品は、災害時には特に手に入りにくくなります。
普段使っている特殊食品を多めに買い置きし、古いものから消費し、消費したら買い足す(=ローリングストック)で、少なくとも2週間分を備蓄することが推奨されます。 - 障がいや病気など、ご自身の状況に応じて必要なものを備えておきましょう。
上記はあくまで一例です。各個人の事情に応じて必要な備えは変わるため、災害時の状況を想像し、必要となるものを考えることが重要です。
ペットの防災を考える
災害発生時は、人だけでなくペットも間違いなく危険にさらされます。
ペットは飼い主がいないと生きていくことができません。ペットが安全に避難するには、日ごろからのしつけや信頼関係が重要です。
屋内でペットを飼っている方
- 地震が起きると、家具などが転倒し、避難経路がふさがれ避難が遅れたり、下敷きになってケガをしたり、死にいたることもあります。
- 窓ガラスなどの破損でガラスの破片を踏みケガをすることが考えられます。
- 飼い主とペットのために生存空間の確保を図りましょう。
屋外でペットを飼っている方
- ペットの安全や避難することになった時のことを考えて、日頃から屋内で飼うことも災害への備えです。
- ブロック塀の倒壊や、ガラス・瓦の落下が起こることも考えられるので、飼育場所はそのようなことが防げる場所を選ぶべきです。
- 驚いて逃げ出すことも考えられます。柵の高さなどもう一度見直してみましょう。
ペットの避難
- 避難時や避難先では、ペットはケージの中で過ごすことが多くなると想定されます。普段からケージになれさせるようにしましょう。
- 避難場所は日常の環境と異なるため、おびえて鳴いたり、暴れたりすることが考えられます。犬の場合は、普段から社会化トレーニングを心がけ、無駄吠えなどをしないようしつけましょう。
- ペットに所有者の明示をすることは必須条件です。犬の鑑札や迷子札をつけたり、マイクロチップを挿入するなどして所有者の明示をしましょう。
詳しくは「ペットの防災手帳」をご覧ください。各区役所地域みまもりセンター衛生課窓口でも配布しています。
ペットのトイレ砂を携帯トイレとして活用
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災害時に必ず必要になり優先的に備蓄する必要がある携帯トイレですが、ペットのトイレ砂はビニール袋があれば人間の排泄物の凝固剤としても活用ができます。ペットのいるご家庭では、トイレ砂を多めに買っておきましょう。