備える。かわさき 避難生活 編01あなたが避難者になったら
災害時であっても、誰もが避難所に長期滞在をする訳ではありません。避難所を利用する前に、まずは避難所についてよく知っておきましょう。
避難所の役割
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- 近くの市立小中学校などの避難所は、正しくは「指定避難所」と呼ばれ、火災や家屋倒壊などにより家を失った人(避難者)の臨時的な生活の場となる施設です。
- 外部からの救援物資が集積され、地域全体への支援物資の供給拠点や情報収集・伝達の場になります。
避難所にある備蓄物資
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- 避難所には、避難者が災害発生から約3日間、最低限生活するために必要な物資を倉庫に保管しています。これに避難者自身が持ち寄った非常持出品と合わせ、発災初期の避難所生活をやりくりします。
- 備蓄物資は、被害想定調査に基づき、家屋が全壊、全焼となる約 13 万 8 千人分を用意していますが、非常持出品を用意していない避難者が増えれば増えるほど、避難者一人あたりに渡る物資は少なくなります。
- これを防ぐためには、一人でも多くの市民が非常持出品を持ってくることや、各家庭で家具の転倒防止や家庭内備蓄を行うなど、避難所に頼らない備えを行うことが大切です。
避難生活を行う上でのルール
- 避難所には、避難所生活を安全かつ円滑にする上で、守るべきルールがあります
- このルールは、避難所ごとに設けられた会議(避難所運営会議)によって定められていますが、下記についてはどの避難所においても必ず守るようにしてください。
- 避難所の運営には、避難者自身も参加しましょう。
- 指定避難所は、施設(体育館など)の安全が確認された後にはじめて開設されます。開設されるまでは校庭などで待ちましょう。
- 避難者数により、備蓄物資の分配方法を変える可能性があるため、水や食料など数に限りがあるものについては、すぐには提供されない場合があります。
- ほじょ犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)を除くペットは、衛生上の観点から、居住スペースには持ち込めません。