
備える。かわさき 避難生活 編04各家庭でのトイレ対策
災害時にトイレが使えなくなることも…
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- 災害時には断水や排水管の破損によりトイレが使えなくなることがあります。
- マンションなどの集合住宅では、水道をくみ上げるポンプが停電により動かなくなることで、トイレの水が流せなくなる可能性があります。
- 災害時でも各家庭で対応できるよう、携帯トイレや簡易トイレの準備をしておくことが必要です。
(備蓄目安:1人あたり1日5回✕最低3日間分、できれば7日間分)
災害時にトイレが使えなかった場合
既存の便座が使用できる場合
- 便座を上げ、ポリ袋をセットする
※ 便器内の消臭用封水トラップの水に携帯トイレの袋が触れないようにする

- 携帯トイレの袋を便座の上からカバーをするようにセットする

- 使用後に凝固剤を上から振りかける
※ 凝固剤は、新聞紙を細かくちぎったものや、ペットシート、オムツでも代用できる

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便座が使えない場合
ポリバケツや、二枚重ねにした段ボール箱など、座っても壊れない頑丈なものを用意し、中にポリ袋をセットし、使用後に凝固剤をかけることで、便座が使用できない場合の簡易トイレとして使用できます。
使用済み携帯トイレの処理方法
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- 使用済みの携帯トイレ袋は、中の空気をしっかりと抜き、二重袋にし、結んで普通ごみとして出してください。
- ごみの収集が始まるまでは、一時保管をする必要があります。トイレごみの保管場所も考えておきましょう。
- 収集する際に飛散する恐れがありますので、汚物は、凝固剤などで固めてから出すようにしてください。
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携帯トイレの種類も様々
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携帯トイレといってもタイプは様々で、便座に袋を被せて排泄後、凝固剤で固めるものや、予め凝固剤がシートと一緒になっているもの、持ち歩きタイプのものがあります。ご家庭のスタイルにあったものを準備し、使いやすいものを災害用備品として備えましょう。
トイレの使用可否の確認手順
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- トイレを使い始める前には、必ず、上下水道局のホームページ等で下水道の使用制限がかかっていないか、確認しましょう。
- 強い地震の後、市で公共下水道管の緊急点検を実施します。緊急点検には3日程度かかりますので、節水をお願いします。
- 建物内や宅内の排水管が壊れていたり、周辺道路のマンホールから水があふれていたりする場合はトイレを使用せず、携帯トイレを利用しましょう。
集合住宅の場合
- 敷地周辺のマンホールに異常がないか確認する。

- 下の階から下水が使用できるか確認する。

- 集合住宅のトイレの使用は管理組合等で決めたルールを必ず確認しましょう。
一戸建て住宅の場合
- 住宅内にある汚水ますの蓋をマイナスドライバーで開ける。

- トイレから水を流す。

- 流れてきた水が汚水ますに溜まったままにならないか確認する。

- 確認作業は、2人以上で行ってください。
使用可否を確認しないと…
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- トイレの使用可否を確認せずに流してしまうと、流した水が建物の下の階からあふれてしまう恐れがあり、他の階や住戸に損害を与えてしまいます。
- 水が出たとしても、トイレは確認をしてから使用しましょう。
トイレと一緒に備えるもの
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- トイレットペーパー
1人1週間で1ロールを目安に備えましょう。 - ポリ袋
45Lサイズなどの大きいものを用意しましょう。 - ランタン、ヘッドライト
トイレには窓がないことも多く、停電すると真っ暗になります。 - ウェットティッシュ
断水している場合に手を清潔に保つために必要です。
可能であればアルコールを含んだものを用意しましょう。
- トイレットペーパー
災害時の飲み水の給水方法は?
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給水車の巡回
地震発生から24時間以内を目途に給水車が市内を巡回します。
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応急給水拠点の開設
公園や道路、学校等に設置された応急給水拠点について、地震発生72時間以内を目途に順次開設いたします。応急給水拠点の場所は ガイドマップかわさきや 市上下水道局HPにてご覧ください。
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開設不要型の給水設備
一部の学校(避難所)の運動場の水飲み場では、あらかじめ水道管を耐震化するなどして、校舎が断水した場合でも飲料水の提供ができるよう、整備を進めています。
災害時の飲料水を、市内の断水の状況に応じて、下記の方法により市民の皆様に提供いたします。