備える。かわさき 地震 編01川崎市に想定される最大の地震を知る
川崎市では「川崎市直下型地震」によって、最大の被害をもたらすと考えられています。 地震からあなたの命や生活を守るため、まずは想定される最悪の事態を知りましょう。
川崎市直下型地震とは
川崎市地震被害想定調査によると、川崎市を震源とする「川崎市直下型地震」が発生した場合、市内全域で震度6程度の揺れが起き、家屋の倒壊や焼失に伴う多くの死者や負傷者が出ると想定されています。
川崎市直下型地震による被害概要(H24川崎市地震被害想定より抜粋)
最大震度 | 全壊棟数 | 半壊棟数 | 出火件数 | 焼失棟数 | 死者 | 負傷者 | |
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川崎区 | 6弱 | 6,543棟 | 10,964棟 | 36件 | 3,987棟 | 235人 | 3,980人 |
幸区 | 6強 | 4,649棟 | 6,314棟 | 33件 | 2,394棟 | 156人 | 2,384人 |
中原区 | 6強 | 3,748棟 | 7,974棟 | 49件 | 2,858棟 | 154人 | 2,928人 |
高津区 | 6強 | 3,083棟 | 7,468棟 | 52件 | 2,028棟 | 108人 | 2,300人 |
宮前区 | 6強 | 1,811棟 | 6,256棟 | 38件 | 1,663棟 | 64人 | 1,618人 |
多摩区 | 6弱 | 1,395棟 | 5,785棟 | 19件 | 1,783棟 | 58人 | 1,463人 |
麻生区 | 6弱 | 1,098棟 | 5,037棟 | 16件 | 1,683棟 | 43人 | 1,148人 |
合計 | 22,329棟 | 49,798棟 | 243件 | 16,395棟 | 819人 | 15,822人 |
なお、上記「川崎市直下型地震」による津波の発生は想定されていません。
※ 市内に最大の津波被害をもたらす「慶長型地震」への備えについては「津波に備える」をご覧ください。
- 震度による被害の違い(気象庁HPより抜粋)
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- 震度5強では…
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- 棚の食器や本など落下するものが多くなる。
- 固定していない家具は倒れることがある。
- 補強していないブロック塀が崩れることがある。
- 震度6弱では…
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- 立っていることが困難になる。
- 固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。
- ドアが開かなくなることがある。
- 壁のタイルや窓ガラスが破損し、落下することがある。
- 耐震性の低い木造建物の中には瓦が落下したり、建物が傾き、倒れるものもある。
- 震度6強では…
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- 這わないと動くことができない。
- 耐震性の低い木造建物は、傾くものや倒れるものが多くなる。
- 震度7では…
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- 耐震性の高い木造建物でもまれに傾くことがある。
- 耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物は、倒れるものが多くなる。