
備える。かわさき 風水害 編04洪水等から避難する
大雨により河川の水位が上がり洪水の危険が迫った際には、川崎市から対象の地域に避難を呼びかけます。適切な避難方法は、居住場所や環境により違いがありますので、洪水ハザードマップと下記の判断フローを参考に、自身の避難行動や避難先をあらかじめ検討しておきましょう。
状況に応じた避難行動

- 屋内待機
むやみな外出は控えましょう。

- 立ち退き避難
洪水が発生した場合、自宅に留まることは危険です。近隣の安全な場所や堅牢な建物等へ移動しましょう。

- 垂直避難
洪水が起きても、自宅の上階に移動すれば安全を確保することができます。

家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)とは
- 河岸が侵食された場合に、家屋の倒壊や流出などの危険がある区域を示したものです。
家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)とは
- 河川が氾濫した場合に、一般的な木造家屋が倒壊する危険のある区域を示したものです。
内水氾濫から身を守る
「内水氾濫」とは、下水道等の排水施設の能力を超えた雨が降った時や、雨水の排水先の河川の水位が高くなった時等に、雨水が排水できなくなり浸水する現象です。

垂直避難をしましょう

- 内水氾濫については、浸水が発生しても、建物の上階に避難すれば安全を確保することができます。20センチメートル程度の水深でも水の流れによっては歩行が困難となります。無理して屋外へ移動せず、高所へ垂直避難をしましょう。
なお、突発的な集中豪雨等は事前の予約が困難であるため、避難所は開設されていない可能性が高いです。市からの防災情報に注意しましょう。
地下空間の危険性
- 地下室や半地下等の地下空間は、地上の様子を確認できず、地上が冠水すると一気に水が流れ込んでくることがあります。また、低い水位でも水圧でドアを開けることができなくなります。早めに地上・上階へ避難してください。
大雨時や浸水時の注意点
- 市内には、道路や鉄道の下等に立体交差部(アンダーパス)があり、大雨時には冠水する恐れがあるため、通行は避けましょう。
- 浸水時には、ふたの外れたマンホールや側溝等危険な場所があります。やむを得ず、移動する場合には、長い棒を杖代わりにする等、足元の安全を確保しましょう。